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文化・カルチャー
公開日:2025/5/8

レコメンドだけでは辿り着けない?
”未知との遭遇"で音楽人生が変わる話

こんにちは。作編曲家・DTM講師の立川です。

今日は、最近、街の本屋・服屋さんを見て
私がふと思いついたことをつらつらと書いてみました。

一見、作曲と関係ないようで
実は創作活動においてとても大事だなと思う話なので、
気軽に最後まで読んでもらえたら嬉しいです。

1. 本屋の実店舗の変化に見る
「リアル体験ならではのインスピレーション」


実店舗ならではの「リアルな体験価値」は、
今やネット通販で物を買うのが
当たり前になった一方で、

街の実店舗が少しずつ
変わってきているのをご存知でしょうか?


例えば、本屋さん。

昔は "欲しい本" を買いに行く場所でしたが、
今ではAmazonや電子書籍の普及によって、
店舗数自体が減少の一途をたどっています。

そんな中、実は最近、
あえて本屋に足を運ぶ人たちが
少しブームになっています。

彼らが何を求めてるかというと、
「リアルな空間でしか得られない体験」です。

例えば、

・たまたま立ち寄った本屋で、
思いがけず心に刺さる一冊に出会う

・他の人がどんな本を手に取っているかを観察して、
新たな本に触れてみる

・意味不明なタイトルに惹かれて、
思わず“ジャケ買い”してしまう

・店内をぐるっと巡っているうちに、
まるで旅をしているような感覚になる


など、これまで「本を買う場所」でしかなかったのが、

・知らなかった世界に触れる場所
・自分でも気づいてなかった好みに出会う場所


そんな“体験型空間”として、
本屋の役割が広がっています。


街から本屋が減っている今だからこそ、
この「本屋でしか得られない体験」の価値が、
より一層増しているのかもしれません。

最近では、実店舗が生き残る戦略として、
この「リアルな空間ならではの価値」を強みに進化する
ユニークな本屋も増えてきました。

品揃え・レイアウト・空間演出にこだわることで、
“ここでしか味わえない出会い”を追求しているんです。

むしろこれは、ニッチでユニークな本屋が
新たに生まれるチャンスでもあるのかもしれません。

2.服屋に見る「トレンドの肌感」、
街に出て得る「偶然の刺激」


本屋だけに止まりません。

例えば、服屋さん。

今や、ZOZOTOWNや楽天などで
家にいながら自分好みの服を
簡単に購入できます。

しかも視聴や購入履歴を元に
AIが「これも好きそうですよ」と
レコメンドしてくれて、とても便利です。

それに比べると、
在庫やスペースに限りのある実店舗は、
一見すると不利に見えるかもしれません。


でも、街に出てリアルな店舗を訪れると

・「最近はこういう色味が流行ってるんだ」

・「この、店頭の目立つ場所にあるのは、
推しアイテムなのかも」

・「いろんな店でこのアイテムを見かける…
これはトレンドなのかな?」


そんな“肌感覚”での気づきが
いろんなショップを歩き渡る中で、
自然と生まれてきます。

実際に、ファッション好きな生徒さんは、
街で見かけるおしゃれな人々の着こなしから
センスを吸収しているそうです。


また、私自身も街中で
人が集まっている場所を見ると、
「なんであのお店は流行っているんだろう?」 と、

・商品選び
・お店の立地
・来客の世代層や雰囲気

などを観察しながら、
ついつい考察してしまいます。

この「街を歩いて得る偶然の刺激」は、
オンラインやレコメンドではできない体験です。

そして、こうした肌感覚のインプットは、
作曲や音楽などの創作活動にも直結している

私は考えています。

3.レコメンドだけでは
辿り着けない世界がある


SpotifyやYouTubeで音楽を聴いていると、
自分の好みに合わせた楽曲を
次々とレコメンドしてくれます。

私が若かった頃は、

・友人からおすすめされたミュージシャンを聴いたり、
・アルバムのライナーノーツを読み込んだり、
・好きなアーティストのルーツを掘ったり、

そこから新しい音楽との出会いを広げていました。

今では、その何十倍ものスピードと精度で、
自分好みの音楽にアクセスできる、本当に便利な時代です。


でも同時に、ふと浮かんだのが、
このままレコメンドに頼り続けていたら、どうなるんだろう?」という疑問です。

・たまたま隣に並んでいた本に手を伸ばしたら、
思いがけない一冊に出会えた本屋さん

・いろんなアイテムが並んでるからこそ、
トレンドやセンスを吸収できた服屋さん

こういった“予期せぬ出会い”が
仮になくなったとしたら、

日々の体験がとても味気ないものに
なってしまう気がしたんです。



創作活動もまさに同じで、
今まで知らなかった世界からの
インスピレーションなしでは、
新しい表現は生まれにくいです。


レコメンドはたしかに便利だけれど、
同じジャンル・同じ傾向の音楽ばかりを聴き続けると、
だんだんと発想が固定化されていく感覚があります。

もちろん、それがジャンルの特徴を掴むための
良い手段になることもあります。

でも、あえて自ら
“未知との遭遇”を求めて行動してみる、
それが、今までの自分になかった表現”を掴める
大きなきっかけになることがあります。

4.私自身が殻を破った
「アフリカンEDM」への挑戦

以前、Klaboのセミナーで
「アフリカンEDM」という、
まったく馴染みのなかったジャンルを特集しました。

アマピアノ・シンゲリ・ゴムといった
南アフリカ発祥の電子音楽です。



正直、最初は「面白そうだけど難しそうだな…」と思いました。

理由は、少し聴いたことがあるだけで、
実は1から楽曲を作った経験がなかったからです。

でも実際に取り組んでみたら、

・今まで使ったことのないドラム音色
・大胆な高速テンポでの曲作り
・シンプルだけど特徴的な楽曲構成

など、長年EDMを作って研究してきた私でさえ、
目から鱗のテクニックを次々と発見できました。


改めて感じたのは、
「未知のジャンルには未知の技術が詰まっている」
ということ。

なので、聴くだけのインプットと比べて、
実際に手を動かして曲を作ってみたほうが、

より深く・繊細に・たくさんの情報を吸収できる
濃いインプットになるんだと、改めて実感しました。

まとめ.「無知の知」で上達が加速する


私自身、DTM講師という立場なので
「なんでも知ってる」というスタンスを
取らなければいけない場面もあります。

でも、実際には、新たな音楽に触れたり、
新しいお仕事をいただくたびに、
「自分はまだまだ知らないことがたくさんあるな」
気付かされる日々です。

・馴染みのないジャンルでの作編曲
・海外メーカーの斬新なプラグインのレビュー
・生徒さんの超独創的なオリジナル曲の添削

こういった“自分の知らなかった世界”からの
刺激に直面するたびに、
日々知らないことがいっぱい増えてきます。

ですが、「知らないことがいっぱいある」状態が、
むしろ新たな知識への好奇心、
創作意欲を駆り立ててくれます。



ソクラテスの有名な言葉で
「無知の知」がありますが、

“知らないことが分かってる”からこそ、
どんどん新たな知識を素直に吸収できて
ここまで成長してこれたのかなと考えたりもします。

逆に「俺はもうすでに作曲に関して、
誰よりもなんでも知ってる!」と自惚れていたら、

インプットを放棄して、技術も大して伸びず、
長年この仕事を続けられてはいなかった
でしょう。


なので、もしあなたがこれから
「せっかく知識を覚えたのになぜ上手くいかない」
「頑張ってるのに成果が出ない、もう曲を作るのがしんどい」
と悩む瞬間があったら、ぜひ伝えたいです。

知らないこと、うまくいかないこと、
全然恥ずかしいことではありません。


むしろ、そんなときほど、
あえて「知らない世界」に一歩踏み出す
良いチャンス
かもしれません。

そうして「知らない世界」に
夢中になっているうちに、
気づいたら最初に抱えていた悩みは
勝手にどこかに消えていたりする
ものです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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