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メロディ2024/11/23

良いメロディの作り方!
初心者でも超カンタンな
“たった3つの手順”とは?

「プロ作曲家や人気アーティストのように、良いメロディを思いつきたい…」
「作曲初心者・音楽未経験者でも、メロディが簡単に作れるコツを知りたい…」


あなたはメロディをどのように作ってますか?

もし良いメロディが思い浮かばなかったり、
メロディ作りにすごく時間がかかる場合は、
今回の記事がお役に立てるかもしれません。

こんにちは!
作曲・DTM講師の立川です。

メロディ作りって難しいですよね。

作曲において真っ先に大事なものとして
メロディを挙げる方は多いです。

ですが、実際にどうやって作るかって
詳しく語られてなかったりします。

実は良いメロディ作りはかなり難しく、
何千曲と作るプロ作曲家でも悩むくらい、
突き詰めると奥が深いものですが、

作曲初心者の方は
「とりあえずメロディを作れるようになりたい!」
と手軽なコツを知りたいですよね。

というわけで今回は、
良いメロディが作れるようになるために

「最低限これだけ知っておけばOK!」という
メロディ作りに必要な知識
をご紹介していきます。

ぜひ参考にしていただけたら幸いです。

①メロディ作りに必要なものとは?

まず押さえておきたいのが、最低限この2つです。

・スケール(音階)
・リズム

スケール(音階)とは?

一定の規則に従った音を並べた列。
音程の決まりに基づいて並べられた音の集まりです。

スケールには様々な種類がありますが、
最もよく使われてるのが
「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」です。



このスケールはCメジャースケール(長音階)
と言われています。

この中から音を選んで曲を作ると
明るい響きの曲調になります。

《Key=C(Cメジャースケールを使用した)参考曲》



では、同じ「ド」の音から始まる音列で、
「ド・レ・ミ♭・ファ・ソ・ラ♭・シ♭・ド」
聴いてみましょう。



このスケールはCナチュラルマイナースケール
(自然的短音階)
と言われています。

この中から音を選んで曲を作ると、
暗い響きの曲調になります。

《Key=Cm(Cナチュラルマイナースケールを使用した)参考曲》



このようにスケールは
曲の雰囲気やイメージを決める音の集まりです。

最初にどのスケールを選ぶかで
その曲のイメージがほぼ決まってしまいます。

ですので、メロディ作りにおいて
スケールはすごく大事な要素です!

リズムとは?

スケールが決まったらあとは自由に
音を並べれば良いかというと、
実はそうではありません。

「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」を
心地よいメロディにするには、
リズムに当てはめて並べる必要があります。

リズムを一言で定義するのはすごく難しいのですが、
ここでは分かりやすく様々な長さの音符の組み合わせとします。

音符の長さは、全音符・2分音符、4分音符、8分音符、16分音符…などが代表的です。

全音符で「ド」を打ち込むとこんな感じです。



2分音符で「ド」を打ち込むとこんな感じです。



4分音符で「ド」を打ち込むとこんな感じです。



8分音符で「ド」を打ち込むとこんな感じです。



16分音符で「ド」を打ち込むとこんな感じです。



実際の楽曲では、
これらの様々な長さの音符を組み合わせた
複雑なリズムでメロディを構成しています。

様々な長さの音符を組み合わせて
「ド」を打ち込むとこんな感じです。



「えっ!たったこれだけで良いメロディが作れるの?」と思うかもしれません。

ですが、初心者の方でもこの2つさえ揃えてしまえば、簡単なメロディはもう作れてしまいます。

その前に、メロディ作りをする上で大事な
「良いメロディとは具体的に何か?」
をお話ししたいと思います。

②良いメロディとは何か?

良い・悪いはあくまで主観なので、
ここでは「ヒット曲のメロディ=良いメロディ」という視点で、良いメロディの特徴を紹介します。

良いメロディの特徴といったら、
やはり覚えやすい・キャッチーであること
ではないでしょうか。

では、覚えやすい・キャッチーなメロディは
どうやって作るのか、

参考までに2つのメロディを作ったので
比較で聴いてみましょう。

メロディA


メロディB


どちらのほうがキャッチーに聴こえるでしょうか?

おそらく大抵の人はメロディAのほうが
覚えやすいと感じると思います。

この覚えやすさ・キャッチーさの秘訣は、
同じリズムの繰り返しです。

実は、メロディAは、この手法で作っています。

1フレーズを作る→作ったフレーズを繰り返す
※初心者の方は「フレーズ=短いメロディ」と簡単に捉えてかまいません。

皆さんも繰り返し耳にしたCMなどは、
思わず覚えてしまいますよね。

メロディ作りも同様で、
同じリズムのフレーズを反復することで、
メロディに統一感・安定感を出しています。

ここがすごく大事なポイントですが、
作曲初心者の方はメロディを作ろうとすると、
どうしても頭から1音1音思い浮かばなければいけないと考えがちです。

ですが、ヒット曲のメロディは、
すでにできあがってる1フレーズのリズムを
繰り返して作ってることがほとんどです。

ただし、まったく同じフレーズを
繰り返すだけだと、
メロディが単調になってしまいます。

ですので、リズムは共通で
フレーズ毎に音の高さを
少し変えたりしています。

もちろんフレーズ毎のリズムに
少し変化を加えてもOKです!

ポップスの楽曲は基本的に
2小節の1フレーズを繰り返すパターンが多いです。

《2小節の1フレーズを繰り返す参考曲(※サビの箇所)》



この繰り返しが聴きやすさを生んで
「キャッチーなメロディーだな」と
耳に残る要因となっています。

ちなみに、バラードなどのスローなテンポの曲では
1小節の1フレーズを繰り返すパターンなどもあります。

《1小節の1フレーズを繰り返す参考曲(※サビの箇所)》



ですので、みなさんがメロディを作る際も
1フレーズを作ったら、同じリズムを繰り返してフレーズを繋いでいきましょう。

これを意識するだけで覚えやすいメロディが
とても簡単に効率よく作れてしまいます。

③簡単なメロディの作り方

では、先ほどの
1フレーズを作る→作ったフレーズを繰り返す
の流れに沿って

作曲初心者でもできる
簡単なメロディの作り方を解説します。

手順1.リズムを決める

まずは1フレーズのリズムだけ作ります。
今回は2小節の1フレーズにしていきます。

2小節分のリズムを考えていきましょう。
初心者の方はまず、4分音符と8分音符をメインに考えるとやりやすいです。

《2小節のリズムの例》


※この段階ではリズムだけをわかりやすくするために、音程は「ド」のみ使用します。

手順2.音程をつける

できあがったリズムに対して、
次は音程をつけて1フレーズを完成させます。

使用するスケールを決めて、
スケール上の音から選びましょう。

初心者の方は、
・明るい曲を作りたければメジャースケール
・暗い曲を作りたければナチュラルマイナースケール

のいずれかを使用するのが良いです。

《先ほどのリズムにCメジャースケール「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」から音を選んで付けた例》


《先ほどのリズムにCナチュラルマイナースケール「ド・レ・ミ♭・ファ・ソ・ラ♭・シ♭・ド」から音を選んで付けた例》


いかがでしょうか?
少しメロディっぽくなってきたんではないでしょうか。

もし、ピアノやギターなどの楽器を弾ける方は
弾きながらフレーズを作ってみると効果的です。


楽器の音色からのインスピレーションは、
メロディのひらめきにおいて重要な要素です。

DTMソフトを持ってる人は、
ピアノロールでリズムだけ打ち込んでから
音程を変化させてフレーズを作っていきましょう。


その際に様々な楽器の音源に差し替えて
作ったフレーズを鳴らしてみると
また新たなアイデアが浮かぶかもしれません。

手順3.作ったフレーズを繰り返す

最初の2小節の1フレーズさえ作ってしまえば、
あとはそのフレーズを繰り返すだけです。

ポップスなどではAメロ・Bメロ・サビなど、
一つの段落が8小節であることが多いです。

ですので、先ほどのフレーズを4回繰り返して
8小節のメロディにしましょう。

《明るいフレーズを4回繰り返す》


《暗いフレーズを4回繰り返す》


このままだと、全く同じフレーズを
4回繰り返してるだけなので
単調に聴こえてしまいます。

“リズムは共通でフレーズ毎に音程を変える”
を意識して、
メロディを発展させましょう。

慣れてきたら元のフレーズが崩れない程度に
少しリズムを変えたりしても良いです。

《明るい8小節のメロディの完成例》


《暗い8小節のメロディの完成例》


いかがでしょうか?
覚えやすいメロディが作れましたね。

④まとめ

今回は作曲初心者の方でも
簡単にメロディが作れるために、
必要な知識をご紹介しました。

・メロディ作りに必要なのは、スケール(音階)とリズム
・1フレーズを作る→作ったフレーズを繰り返す
・リズムは共通でフレーズ毎に音程を少し変える


初心者の方はここまでの手順を抑えるだけで、
簡単なメロディが作れてしまいます。

今回のポイントを押さえた上で、
ぜひメロディを作る練習をしてみてください。

最初から良いメロディを作ることは
できなくて当然です。私自身もそうでした。

やはり繰り返し作り続けることで、
メロディセンスは格段に成長していきます。

ある程度メロディ作りに慣れてきたら、
この作り方だと初心者っぽいメロディだと感じてくるかもしれません。

実際にはこのほかにもメロディ作りのコツは、
まだまだたくさんあります。

今後は中上級者向けのメロディ作りのコツも
公開していく予定ですので、
ぜひ楽しみにしていてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

記事の著者:立川恵三

レッスン生徒数1000名以上、SNS総フォロワー数6000名以上、現役作編曲家。

東京・神奈川の音楽学校『Music School WOOD』作曲・DTM科の主任講師。

メジャーアーティストのキーボードや
FM局のラジオパーソナリティ・番組BGMや
ジングルの制作なども担当。

《著書・執筆》
・『DTM/DAW用語辞典』(シンコーミュージック)
・『キーボードマガジン』(リットーミュージック)

《制作》
・教則DVD『作曲入門』(ヤマハミュージックメディア)
・VOCALOID6 AI Megpoid SOLIDの公式デモ曲『Rise again from the ashes』
・Synthesizer V AI 花響琴 Cute 公式デモ曲『夢のかけらへ』
・Synthesizer V AI 花響琴 公式デモ曲『FLYING SHIP』

《番組》
・NHK『漫画家イエナガの複雑社会を超定義』への楽曲提供・技術アドバイス。
・FM東京『News Sapiens』への出演と明石ガクトさんのコーナーのOPジングル。
・国産DAWソフト『ABILITY』や人気ボーカロイド『Megpoid』等を開発する『株式会社インターネット社』とのYouTubeチャンネル『WOOD作曲・DTM倶楽部』にて司会・進行。

《プロモーター》
・海外DAWソフトメーカー『Lunacy Audio』社の製品『CUBE』と『BEAM』
・KORGシンセサイザー『NAUTILUS』

講師プロフィールはこちら

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